消費者金融やクレジットカード会社からキャッシングを利用して、借金を重ねている人の場合には、払いすぎている金額が発生していることが考えられます。2010年に貸金業法や出資法が改正されたために、現在では利息制限法で定められている上限金利の範囲内で融資のサービスが行われるように決められています。ただし、2010年以前では利息制限法に記載されている上限金利よりも利率の高い、出資法における上限金利に基づいて融資を行っていた貸金業者が数多くありましたので、過去の借入履歴を確認することによって払いすぎている金額があるときには、取り戻すための請求が行えます。2010年にグレーゾーン金利が廃止されたために、2010年の6月より以前に貸金業者の融資サービスを利用した経験のある人の場合には、過払い金が発生している確率が高いと言えますので、債務整理の依頼を受け付けている弁護士に相談することで返還請求の手続きを行ってもらうことができます。

過払い金における返還請求が行える消滅時効については、取引の終了時点から10年間となっていて、すでに完済を行っている借金についても遡って請求することができます。債務整理の種類としては任意整理を行うときにも、貸金業者に対して過去の取引履歴を確認して、払いすぎている金額があるときには現在の債務額から差し引いてもらうことができます。過払い金の金額が多額な場合には、借金額そのものが無くなる可能性がありますし、取り戻した金額のうちから弁護士費用を支払えることも十分に考えられますので、債務整理のために費用をかけることなく過払い金を取り戻すこともできます。

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