債務整理の中でも最も、借金問題を大きく解決できるのが「自己破産」です。自己破産は裁判所に申し立てを行い、そこで様々な手続きを経て、免責が認められた場合、それまでの借金全てを整理する事ができます。ですので、長年に渡り借金を返済してきたけれど限界という場合や、他の債務整理では返済できないという場合、自己破産を選択するケースが多いようです。多くの方がご存じの自己破産ですが、初心者の場合見落としてしまいがちな、ポイントがあるのです。

初心者が見落としてしまいやすいポイントとして挙げられるのが、「同時廃止事件」と「管財事件」の違いです。あまり聞きなれない言葉ですが、自己破産を行う上ではしっかりと押さえておきたいポイントですので、債務整理初心者の方は把握しておきましょう。まず「管財事件」ですが、この場合家などの財産を持っている場合、管財事件として取り扱われるのが特徴です。管財事件となれば「管財人」という財産を調べる人がつき、家や土地、車などの財産を債権者に配当する手続きを行います。

管財人が財産を調べる為、借金を整理できるまでの1年以上かかってしまうケースも少なくありません。もし、家などの財産を一切持っていないと判断されれば、「同時廃止事件」となり、管財人がつくという事はありません。このように、自己破産は財産を持っているかどうかで、手続きなどが大きく変わる債務整理となっているのです。初めて自己破産を行うという場合、この点を念頭に入れておきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です