債務整理を行う人の中には多重債務者が多いようです。多重債務者とは、複数の金融機関から借り入れをしている人を指します。これが「多重」という意味です。多重債務になる理由はいろいろありますが、最も多重債務になりやすい原因が借金の返済のための借金です。

ある消費者金融から借り入れをして返済が苦しくなってくると、その時点で債務整理を行っておけば良いのですが、それをせずに別の消費者金融から借り入れをして返済をする人がいます。この時点ですでに多重債務者だと言えるでしょう。このようにしても借金は減るわけはなく、一時的にしのげるに過ぎません。これを繰り返していけば、ある程度はしのいでいくことができるでしょうが、他からの借り入れが大きくなってくると融資してくれる金融機関はなくなってきます。

たとえば3社くらいから借り入れをしている時点で申込みをしたとしても、たいていは審査に落とされるでしょう。多重債務者になると、返済ができなくなる可能性は高くなります。というのも、複数の金融機関から借りると、返済総額は大きくなるのが普通だからです。ある消費者金融から200万円を借りるよりも、二つの消費者金融から100万円ずつ借りる方が、月々の返済金額は大きくなる傾向があるのです。

ですから、返済できなくなる可能性は高くなります。多重債務者になってしまいそうだと思ったときには、すぐにでも法律の専門家に相談して債務整理をする方が良いのです。

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